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まもなく4月ということで、法人設立に向けた準備をされている方も少なくないのではないでしょうか?

個人事業主の方は、新年度のタイミングとなる4月に法人化される方もいるはず。

僕自身、個人事業主を2年半くらい続けたのち、もう10年以上前となりますが、4月1日に法人化させました。

法人化と同時にクレジットカードを持つ

個人事業主時代のクレジットカード

僕自身の話をすると、個人事業主のときは個人カードを1枚使っていました。
サラリーマン生活にピリオドを打った後、事業用に銀行口座を開設し、その口座からクレジットカード利用分の引き落としできるように準備。

このときは、とくに“ビジネスカード”を持とうとは考えもしませんでした。

単なる決済できれば何でもいいので、ビジネス用の優待特典があるかどうかなど、全然気にしませんでしたし、そもそも不要と考えていました。
ただ、利用限度額が30万円とか50万円となると、事業の内容的に、正直、困ることが予想されたので、新規にクレジットカードに入会するのではなく、既存のクレジットカードを事業用に使うことにしましたね。
公私混同とならないよう、事業立ち上げの数か月前から、事業用のクレジットカードは一切利用せず、開業届の日を迎えました。

開業後には、クレジットカードの引き落とし口座を変更。

2年半の間、個人カードの利用で何ら不都合は感じませんでした。

法人化のタイミングでビジネスカードの取得を検討

そして、法人化に向けて、士業の方にお願いし、色々と準備を開始し始めました。
そんな中、欲しくなったのが法人カード。

法人化すると、自分自身は役員報酬という形で会社からお金をもらうのですが、クレジットカードの利用分を毎月立て替えていくよりも、引き落とし口座を法人口座に設定できたほうが断然楽だと思ったのです。
ちなみに、個人事業主時代は自分で帳簿を付け、確定申告も自分で行っていました。
法人化のタイミングで、設立を含め税理事事務所に記帳や税務を行ってもらうことになったので、記帳業務で僕自身が作業の煩雑さなどで困ることはなかったのですが、カード利用金額が30万円とか50万円とか、月によっては100万円とか・・・
金額も小さくないので、これを役員借入金で立て替えて後で清算するとか、そういった作業が面倒だなと感じたのです。

あっさりと審査に落ちた法人カード

ということで、どのクレジットカードがいいのか、法人化させる前に検討を始めました。

新規入会ということで、“一般カード”には興味を持ちませんでした。
理由は、利用限度額が低いと使い物にならないからです。
最低でも、100万円の利用限度額が欲しかった。

となると、対象となる法人カードは【ゴールドカード】です。
まぁ、“プラチナ”という考えもあるのでしょうが、当時は、こだわりがなかったですからね。。

法人ゴールドカードでいいんじゃないか、という考えに落ち着きました。

候補に挙げたのは、JCB、三井住友、三菱UFJニコスですね。
ただし、すぐに三井住友と三菱UFJニコスは、申し込みができないことが判明しました。

理由は、【法人】を対象に審査を行うため、直近黒字の決算書を2年分とか3年分とかを要求されたんですよ。
設立したばかりの自分には申込みすることができないんですよね、これじゃ。

JCBも決算書が必要だったのですが、電話をして問い合わせたら、新規設立でも申し込みは可能だとの回答。
「申込書の業績欄はどう記入するのですか?」と聞いたら、“見込みでいい”との回答でした。

「よかった。これで法人用のクレジットカードを持てる」

と思うながら申込書に必要事項の記入を済ませ、申込みをしたのですが、後日届いた回答は、審査に通らず・・・。

いやぁ、世の中の厳しさを知りました。

正直、新設の企業としては、悪くない業績で予想を記入したんですよ。申込書には。
別に数字を盛ったワケじゃなく、逆に控え目に記入したんです。

個人事業主をしてましたし、4月設立で、その年の1~3月の売上を見れば、その後1年の売上はおおむね予想できます。
その予想された数字よりも低い売上高を記入しました。

低いといっても、多くの新設企業と比べると、うちの会社の規模的には断然上位です。

実際に法人設立から1年経ち、1期目の決算書は胸を張れる内容でしたし、JCB法人ゴールドカードの申し込み用紙に記入した額よりも数十パーセント上回ってました。
1年目ですから、法人消費税こそ支払っていませんが、法人税はかなり大きな額を納めさせていただきました。

まぁ、そんなこんなで、法人用のクレジットカードについては、最初は苦い思いをした過去があります。
結局、設立当初は個人カードを利用することにしました。

アメックスからは、ビジネスゴールドの案内が個人事業主時代から定期的に届いていましたが、どうしてもVisaかJCBから作りたかったです。
その方が利便性が高いし、主に利用する会社用の支出先ではアメックスが利用できなかったりしたものですから。
なので、入会はしませんでした。

ちなみに、個人カードとしてのアメックスゴールドは使っていました。

個人を審査対象としたビジネスカード

で、法人として活動を行っていく中で、やっぱり法人口座から引落しをしてもらえるクレジットカードが欲しくなったんです。

最初に作ったのは、アメックスプラチナですね。
これは、インビテーションが届いたのがキッカケです。
個人カードのアメックスゴールドを保有していましたが、非常にレアなケースとして、なぜか僕にアメックスビジネスプラチナの案内が届きました。

これが、「やっぱり、法人口座から直接引落し可能なクレジットカードがあった方がいいよな」と再び思わせたのです。
しかも、「法人」じゃなく、「個人」に対して審査を行うし、そもそもインビテーションが届いたので落ちる可能性はほぼゼロと思いました。

いまは、三井住友やJCBなど、色々なカード会社から“個人”を対象に審査を行うビジネスカードが発行されていますが、僕が法人化したときは、非常に限られていたんですよね。

気になる利用限度額ですが、個々に利用限度額が設定されるので、一体いくらの利用限度額が最初についていたのかは不明です。

ですが、利用していて困ることはありませんでした。

月100万円も全然問題なく決済できましたし。

途中、会員専用のウェブページにて、利用可能かどうか金額をチェックできる機能があることに気づいて、試したら1,000万円の利用が可能でした。

今ビジネスカードを作るなら

さて、今ビジネスカードを作るなら何がいいのか?

僕の答えは、セゾンプラチナ・ビジネスです。
年会費22,000円で、優待特典が多数。このクラスのプラチナカードの中では、頭2~3つ飛び抜けた優待サービスを提供しています。

年間200万円以上で、翌年の年会費が11,000円に優遇されるのも嬉しいですしね。

アメックスビジネスプラチナも非常にいいカードで、会社に余力があるならお勧めします。
年会費143,000円と高額ですが、出張が多い社長にはベネフィットを十分感じる1枚だと思います。

つい数か月前に登場した、ダイナースのビジネスプレミアムカードもいいですね。
ただ、こちらも143,000円と高額年会費なので、いくら優待サービスがよくても、そこまで出せるかどうか?という問題もあります。

ほかでは、ラグジュアリーカードの法人決済用もいいです。
コンシェルジュの使いやすさは、アメックスやダイナースと比べても上だと思います。
加入者の多いブラックカードは年会費110,000円と高額ですが、年会費55,000円のチタンカードでも十分、法人カードとして満足できると思います。
しかも、Mastercardブランドというのが、法人の用途として非常に魅力です。

僕として、会社設立時におすすめするのは、セゾンプラチナ・ビジネス(年会費22,000円)および法人決済用ラグジュアリーカードTitanium Card(年会費55,000円)のいずれかですね。
いずれのカードも利用限度額が高いですし、この辺も法人の用途として適していると思います。

とは言っても、個人カード同様、クレジットカードの選び方は千差万別なので、あくまでも参考までに。。