個人的には、プラチナカードの大きなサービスとも言えるのがコンシェルジュ。
「優待サービス」と聞くと、どうしても「お得となる金額」に目が行きがちで、ホテルの宿泊特典や飲食店での割引などでコスパが高いかどうかの判断をするケースが多いです。
それに対して「コンシェルジュの対応力」は、ちょっと金額では表しづらい。。。
時間を買うのがコンシェルジュを活用する意味
そんな中、僕は以前から「コンシェルジュは時間を買っている」と、しばしばお話しています。
飲食店の検索や、出張先でのホテルの検索。
土地勘のない場所での検索は、そこそこ時間を要します。
「この店美味しそうだな」とか「ここのホテル、大浴場もあるんだ」とか、候補を探すために予約サイトを眺めていると、気付けば1時間経過していた。。。
なんてこと、僕にはよくありますが、皆さんはそんな経験ないでしょうか?
仮に、年収1200万円の方がいたとすると、月収100万円。
月22日勤務として1日8時間労働だった場合、時給に換算すると約5,700円となります。
年収2000万円なら、1万円近い時給。
つまり、コンシェルジュに何か依頼をすると、1回につきこれだけの金額を得していると捉えられます。
少なくとも、僕はそう考えるようにしています。
コンシェルジュの活用で買った時間を仕事や趣味に充てることで、仕事の生産性が高まったり、プライベートがより充実すると僕は考えています。

となると、コンシェルジュをよく利用する方は、他の優待サービスを使わなかったとしても、コンシェルジュだけで年会費の元を取れます。
僕は地元での飲み会であっても、しばしばコンシェルジュ経由でお店を探しています。
よく利用するお店はもちろんあるのですが、コンシェルジュに相談することで新たな発見があり、非常に満足しています。
コンシェルジュの対応力が良いプラチナカード
そのコンシェルジュですが、各社で対応が異なったりする現実があります。
個人的に、担当者の対応が良いな、と感じるのは、アメックス。
話し方が丁寧で、常にこちらに気遣いをしてくれる雰囲気を電話越しに感じています。
依頼したことに対する回答も早く、観光地のおすすめスポットを3時間くらいで文章にまとめて教えてくれたこともあります。
欠点を挙げるとすれば、
〇メール、LINEでリクエストが出来ない
〇回答メールに返信しても予約を依頼できない(毎回電話しなきゃならない)
といった点。
とくに、3番目の「回答メールに返信しても予約を依頼できない」というのは僕にとっては致命的な欠点。
以前は可能だったのですが、2022年かな?改定があり、調べてくれたホテルや飲食店の案内メールを読んで、予約をする場合は個人で行うか、アメックスに依頼するには再度電話が必要となりました。
この改定により、僕は一旦、アメックスビジネスプラチナを解約したほどです。
ダイナースプレミアムカードはかなりお世話になった
ダイナースのプレミアムカードは、「飲食店の検索」において“はずれ”のお店を紹介されたことが一度もありません。
アメックスであっても、「いや、今日のお店はちょっと失敗だった・・・」なんてことがりますが、ダイナースに関しては使っていく中で「ハズレが無い」と気づき、以降、飲食店の検索に関しては必ずダイナースのコンシェルジュを利用しました。
コンシェルジュの対応力も気に入っていて、こちらの要望を的確に捉えてくれると感じています。
ダイナースは、カード全般のことに対する質問を受け付けるカードデスクも対応が良く、素晴らしいと思います。
セゾンのプラチナも良い
ただ、セゾンも今はダイナースと同じ委託先になっています。
なので、ダイナースじゃなきゃ、このコンシェルジュの良さを体験できない、ということもなくなり、ダイナースの優位性がちょっと薄らいだ感があります。
そうはいっても、なぜか、ダイナースのコンシェルジュの方が良いお店をチョイスしてくれた印象が強く、個人的には同じコンシェルジュとは思いづらい部分もありますが。。。
視聴者の中にも、ダイナースのコンシェルジュを使っていて、電話口の担当者が誤って「セゾンプラチナ」という言葉を発した経験をお持ちの方もいるので、同じ委託先なのは間違いないのですけどね。
ただ、僕自身、セゾンのコンシェルジュはよく利用しています。
調べてくれたお店やホテルの候補について、それぞれの良さを箇条書きで記してくれて、とても選びやすいです。
アメックスと違って、メールでもリクエストできますので、ホテルの検索なんかはもっぱらメールでの依頼です。
2025年6月からは、アプリを使ったチャットでのリクエストも可能ということで、ますます使いやすくなるセゾンのコンシェルジュです。
セゾンのプラチナは2025年6月から33,000円(税込)に年会費が改定されますが、それでもコンシェルジュをよく利用される方にとっては高くない年会費と感じるでしょう。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュ
ラグジュアリーカードのコンシェルジュは、日本に上陸当初から使いやすいと感じています。
他社との大きな違いは、コンシェルジュに電話をした際、プッシュ操作が必要ないという点。
一般的に、コンシェルジュに電話をすると、日本語での応対を希望するか?とか、レストランやホテル予約なのかフラワーギフトなのかそれ以外なのかとか、担当者に繋がるまでに音声ガイダンスに従って複数回のプッシュ操作が必要となります。
僕自身、「このプッシュ操作が当たり前」と思っていたのですが、ラグジュアリーカードのコンシェルジュには無いのです。
つまり、電話をかけるとすぐにコンシェルジュの担当者が出てくれるのです。
ちなみに、JCBのコンシェルジュにもありません。
これ、僕にとっては結構重要な要素でもあります。
冒頭にも記載したように、「自分の時間を買う」のがコンシェルジュを使う目的だとすると、電話での依頼は手短に済ませたいもの。
なのに、担当者に繋がるまでに2~3分要するようだと、果たしていかがなものか?と感じてしまいます。
また、ラグジュアリーカードは早くから、電話以外にメール、LINEでのリクエストも可能で、電話で依頼できないようなシチュエーションにおいても利便性に優れています。
※LINEでの依頼は、ブラックカード以上で可能です。
2025年1月30日よりコンシェルジュの委託先を変更しましたが、連絡手段に変更はなく、非常に使いやすいです。
ただ、委託先変更後に気になる点が1点あり、電話でリクエストをした場合、呼び出しコール音が鳴らない無音の時間が10秒ほどあります。
これ、慣れないと「間違った番号に電話をしたのか?」と勘違いします。
僕自身、1回目に電話をした際、番号を間違えた、と勘違いして電話を切ってしまいました。
また、JCBのコンシェルジュは、グループ内企業が請け負っているため、JCBの優待サービスを理解していますし、使いやすいです。
こちらが考えてもいなかった良い提案をしてくれることもしばしばあり、JCBの提案に乗って決めた飲食店やお土産など、何度もあります。
欠点は、アメックス同様にメールで回答をいただいて、そのメールに返信することでお店やホテルの予約、追加の相談依頼が出来ない点ですね。
ここが改善されれば、かなり使いやすいと感じるかな、と個人的には思います。