三井住友カードから「Visa Infinite」が登場し、2025年9月30日より申込み受付を開始しました。
Visaカードの最高峰 Infinite
Visaブランドのカードと言えば、最高峰に「プラチナ」が存在していると考えている方も少なくないと思いますが“プラチナ”の上には「Infinite(インフィニット)」というグレードが存在します。
日本国内では、スルガ銀行が上顧客向けに発行している「スルガ Visa Infiniteカード」が唯一の存在でしたが、2021年11月に年会費の請求を停止するとともに取扱いを終了。2023年1月をもってカードの利用も出来なくなりました。
そんな中、このたび、三井住友カードが発行を開始。
三井住友カードの「プラチナ」といえば、プラチナプリファードが人気で年会費33,000円(税込)。
さらに、プラチナプリファードが登場する以前から、年会費55,000円(税込)の三井住友カード プラチナが存在し、これが今までの最高グレードとして君臨してきました。
しかし、今回、その上を行くクレジットカードが登場したということです。
三井住友カード公式サイトより引用
年会費は99,000(税込)
三井住友カード Visa Infiniteの年会費は99,000円(税込)となります。ちなみにスルガ銀行 Visa Infiniteカードは、年会費132,000円(税込)でしたので、これより安価に抑えられていますね。
三井住友カード Visa Infiniteはプラスチックカードですが、2026年に希望する会員向けにメタルカードの発行を予定しています。そのメタルカードは、発行手数料33,000円(税込)です。
年会費10万円以上のプレミアムカードとしては、アメックスのプラチナ・カードやダイナースのプレミアムカードが存在しますが、アメックスやダイナースだと海外での利便性に不安を抱えますので、どうも手を出しづらかった、と言う方もいるでしょう。
Visaのプレミアムカードならこの不安も解消しますので、海外へよく行かれる方にも適した1枚です。
通常ポイント還元率は1%となっており、Vポイントプログラムなので、使いやすい特徴を有しています。
Vポイントが利用できるお店で決済するも良しですし、1pt=1円でキャッシュバックに利用するも良し。この辺は三井住友カードならではの利便性ですね。
前年利用金額に応じて最大11万ポイントプレゼント
まず特典ですが、ポイントに関する特典から話をしていきます。
新規入会+利用で10万ボーナスポイント
2025年9月30日より、新規入会者向けに、入会月の3ヵ月後末までに100万円以上のカード利用で、10万ptをプレゼントするキャンペーンを展開しています。
また、三井住友カード Visa Infiniteは、前年の年間合計利用金額に応じて、下記のような継続特典が用意されています。
■年間400万円以上:40,000pt
■年間700万円以上:70,000pt
つまり、最低でも年間400万円以上、できれば年間700万円以上の利用が毎年見込まれる方に最も適した1枚と言えます。
アメックスプラチナやダイナースプレミアムで、年間700万円以上の利用があってもポイントだけで年会費をカバーできませんので、三井住友カード Visa Infiniteの大きな強みです。
また、三井住友カードですから、対象のコンビニや飲食店等で最大20%のポイント還元率を期待できます。
体験型優待にも力が注がれているVisa Infinite
ポイントに関連した特典以外にも、三井住友カード Visa Infiniteは、「体験型」の優待も多く用意しています。
三井住友カード公式アナウンスによると、毎月4回以上を目安とした会員限定イベントを開催。カテゴリーもグルメやカルチャー、スポーツと多岐に渡ります。これにより、金額では表せない価値を会員に提供していきます。
この「体験型」をプレミアムカードの特典に希望する方は増えつつあり、こういった方にも適した1枚と言えます。
三井住友カード Visa Infiniteの優待サービスの一部
コンシェルジュサービスはVICCとなり、テン・グループ・ジャパンが提供します。
Visaのプラチナ会員向けに提供するコンシェルジュサービス「VPCC」もテン・グループ・ジャパンが提供していると思われますが、契約の内容が良くないのか、動画チャンネル「プラチナカードnavi」の視聴者さんから不満の声も複数届いています。
複数のVisaプラチナ会員のコンシェルジュをまとめて担っているようで、僕自身もホテル優待を活用する際、的確な回答を電話で頂けず、「UCプラチナカード会員向けに提供するホテル優待の特典内容と宿泊料金を教えて欲しい」と改めてお伝えしたら「UCプラチナ会員様向けに通常のVisaとは異なる特典を複数用意していますので、調べてご連絡いたします」との回答。Visaが提供するホテル優待とは別の優待を多数UCプラチナカードでは用意していたので、ちょっと担当者が混乱しているような空気を電話越しに感じました。
VICCは、VisaのInfinite会員向けのコンシェルジュですから、VPCCとは対応が異なるかと思いますが、個人的に少々心配があるのは事実です。
そのほかの優待としては、以下のようなものが公式にアナウンスされています。
これらは優待サービスの抜粋と思われますので、下記以上の多くのサービスが提供されていると推測します。
■プライオリティ・パス
■IHG One Rewardsのゴールドエリート
■マリーナベイ・サンズ「サンズ・ライフスタイル」エリート
■国立美術館の所蔵作品展や国立博物館の平常展など計7ヵ所の無料観覧および東京国立近代美術館内レストランなど10%割引優待
■ファインダイニング by 招待日和
■ユナイテッドシネマでは「4DX」「ScreenX」による上映を通常料金で鑑賞可能
■全国のTOHOシネマズにて実施の貸切上映会へ無料ご招待
IHGのステータスマッチは嬉しいのですが、「ゴールドエリート」というのが少々残念。IHGワンリワードの中でも中間的な会員資格で、ゴールドの上には「プラチナ」、「ダイヤモンド」が存在します。
ゴールドでは無料客室アップグレードや朝食無料といった特典は付帯しませんので、手をたたいて喜べるステータスマッチとは言い難いです。
これらを期待するなら、ラグジュアリーカードなど別のカードが望ましいのかな?という気もいたします。
インターコンチネンタルホテル東京
OLIVE Infiniteは2026年春に登場
今回、三井住友カード Visa Infiniteの申込み受付が開始されましたが、「OLIVE Infinite」も2026年春に登場予定です。
2025年9月30日より、リリース事前キャンペーンが開始され、メタルカードの発行手数料相当となる33,000円相当のVポイントがプレゼントされますので、興味のある方は公式サイトにてご確認ください。
OLIVE Infiniteのメタルカードは、2026年秋以降に発行予定となっています。
OLIVE Infiniteの優待サービスは三井住友カード Visa Infiniteと基本的に同一ですが、OLIVEということで以下の特典も用意されています。
■コンビニATM手数料月10回まで無料
■当行本支店ATM 手数料無料
■定額自動入金手数料無料
■定額自動送金≪きちんと振込≫手数料無料
三井住友銀行を利用しているなら、OLIVE Infiniteを待っても良いかと思います。
三井住友カード Visa Infiniteがお勧めの方
最後に、三井住友カード Visa Infiniteがおすすめの方を例として挙げさせていただきます。
■海外へ行くことが多い方
■体験型優待を重視される方
他にもメリットをもたらす方はいるのでしょうが、個人的には上記の方々、とくに複数当てはまる方に勧めたいプレミアムカードです。