ダイナースクラブカード VS ラグジュアリーカード(チタン)の比較

クレジットカードを比較してみました

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コアな会員が多い2枚のプレミアムカード

プラチナカードnaviでは、チャンネルの視聴者さんから頂いたコメントの中から、要望が一定数あったカードの比較を行っております。
このページでは、ダイナースクラブカード(一般カード)とラグジュアリーカード(チタンカード)の2枚について、付帯保険や優待サービスを紹介していきます。

最初にお伝えすると、これらの2枚は非常にコアな会員が多い印象を受けます。つまり、デザインを含めてカードに愛着を持ち、提供するサービスが“素晴らしい”と感じている会員が、他社カードと比べても多いです。
「ダイナースらしい」とか「ラグジュアリーカードらしい」といったサービスを提供しているのも要因なのでしょうが、いずれのカードも、会員向けの体験型イベントにも力を入れており、こういった点も評価されているのではないか、と個人的には感じています。

では早速ですが、それぞれのカードの年会費を下表に示しました。
年会費が倍以上異なるので、僕自身は「比較対象にならない」と思っていたのですが、2枚を検討候補に挙げられている方が一定数いることに驚いています。

なお、ラグジュアリーカードは金属製クレジットカードですが、ダイナースクラブカードはプラスチックカードとなります。

項目ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードの券面画像
ラグジュアリーカード
(チタン)
LCチタンカードの券面画像
本会員
年会費
24,200円(税込)55,000円(税込)
家族会員
年会費
5,500円(税込)16,500円(税込)

付帯保険の比較

旅行傷害保険

それでは、ダイナースクラブカードとラグジュアリーカード、2枚のカードの付帯保険をまとめてみます。

項目ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードの券面画像
ラグジュアリーカード
(チタン)
LCチタンカードの券面画像
海外旅行傷害保険 利用付帯 自動付帯
傷害死亡・
後遺障害
最高1億円 最高1.2億円
傷害治療・
疾病治療
300万円 200万円
賠償責任 1億円 1億円
携行品損害 50万円 100万円
救援者費用 300万円 500万円
国内旅行傷害保険 利用付帯 利用付帯
傷害死亡・
後遺障害
最高1億円 最高1億円
入院日額 5,000円 5,000円
通院日額 3,000円 3,000円
手術費用 最高5万円 最高20万円

航空便遅延費用保険

付帯する航空機遅延費用保険は下表の通りとなります。
アメックス・プラチナは、海外航空便遅延費用保険のみ付帯しています。

項目ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードの券面画像
ラグジュアリーカード
(チタン)
LCチタンカードの券面画像
海外渡航便
遅延費用
自動付帯
乗継遅延 2万円
出向遅延・欠航 2万円
受託手荷物遅延 2万円
受託手荷物紛失 4万円
国内渡航便
遅延費用
利用付帯
乗継遅延費用 2万円
出向遅延・欠航 2万円
受託手荷物遅延 2万円
受託手荷物紛失 4万円

動産総合保険

動産総合保険は、ダイナースクラブカードの方が大きな年間補償限度額となっていて500万円、対するラグジュアリーカードは300万円が年間限度額となっています。ただし、自己負担額はダイナースクラブカードの方が大きい点に注意してください。

項目ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードの券面画像
ラグジュアリーカード
(チタン)
LCチタンカードの券面画像
年間補償限度額500万円300万円
備考購入日より90日間、自己負担額1万円購入日より90日間、自己負担額3,000円

ゴルファー保険

いずれのカードにもゴルファー保険は付帯していません。

スマートフォン保険

いずれのカードにも、スマートフォン保険は付帯していません。

ポイントプログラム

ポイントについて記述していきます。

ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードの券面画像
ポイントの付与100円=1pt
特徴 ■ポイント還元率は高くなく0.3~0.4%程度となります。
■セブン-イレブン、成城石井、マツモトキヨシ、ココカラファイン、マクドナルド、コメダ珈琲店、デニーズなど対象の加盟店ではポイントが5倍
■全国の対象宿泊施設、レストラン、ショップではボーナスポイントが付与されます。
■グローバルマイレージ(年間参加費6,600円)に参加することで、航空会社のマイレージプログラムへポイントを移行することができ、とくにANAマイルへの1pt=1マイル(マイル還元率1%)で移行可能。(※年間移行上限は4万マイルまで)

【注意点】
電気、ガス、水道料金や公金・税金、電話・携帯料金、NHK受信料、病院、ETC料金など、200円=1ptの付与となる加盟店があります。
ラグジュアリーカード
(チタン)
LCチタンカードの券面画像
ポイントの付与200円=2pt
特徴 ■Amazonギフトカード、WAON、楽天Edy、nanaco、Appleギフトカードなど、ほとんどの交換アイテムにおいて交換レートが変わらない。ポイント還元率は1%。
■キャッシュバックに利用した場合もポイント還元率は1%。
■SAKENOVAクーポンへの交換時はポイント還元率3.6%
■ANA、JAL、ユナイテッド航空のマイルに移行した場合、マイル還元率は0.6%となるが、手数料無料で移行上限が無い。
■Suica・PASMOへのチャージもポイント付与

【注意点】
税金(各種税金のほか特許申請料、国民年金保険料や国民健康保険料、都道府県や市町村に収める公金を含む)に関しては初回請求時に半分のポイントが付与され、毎年4月6日~翌年4月5日の税金以外のショッピング利用合計金額が税金の利用合計金額の3倍以上となった場合に、残り半分のポイントが付与されます。

上表のように、「ポイント還元率」に着目すると、ラグジュアリーカードが高いです。他社だと、アイテムによって交換レートが異なるのが当たり前。多くの交換アイテムで、各カード会社の公式サイトに記載している“ポイント還元率”を下回ります。
それに対して、ラグジュアリーカードはほとんどのアイテムで1%のポイント還元率を維持。1%を若干下回るのは、会員への発送が必要となる商品券や図書券などごく一部です。
キャッシュバックに利用しても1%のポイント還元率となるので、非常に使いやすいといえます。

一方のダイナースクラブカードは、移行上限が設定されているものの、ANAのマイル還元率1%がデカいです。僕自身、「いつものお店でポイントボーナス」対象店で年間30万円以上利用しますが、これだけで15,000pt(=15,000ANAマイル)はホントに大きい。グローバルマイレージの年間参加費6,600円がかかりますが、ANAマイルを貯めている方にはAMCへのポイント移行が最もベターだと思います。

旅行系優待

ダイナースクラブカードのホテル系優待

ダイナースクラブカードは、「クラブホテルズ The Status Match」という優待を用意しており、対象ホテルでは朝食2名まで無料、無料客室アップグレード、アーリーチェックイン/レイトチェックアウト、100米ドル相当のホテルクレジットなどの特典付きで宿泊できます。(※特典内容は宿泊施設によって異なります。)

また、会員制高級ホテル予約アプリ「HoteLux」のエリート会員資格を無料で与えられます。(※12ヶ月ごとに再登録が必要)
これにより、朝食2名分無料、無料客室アップグレード、最大200米ドル相当のホテルクレジット、アーリーチェックイン/レイトチェックアウトなどなどの特典が付帯します。(※特典内容は、宿泊施設によって異なります。)

そのほか、「一休.com 特別優待」があり、毎月先着100名に一休.com利用時に利用できる5,000円分のクーポンを配布。このクーポンは、一休.comで3万円以上の宿泊の際に利用でき、お得度は高いのですが、何せ“毎月先着100名”となっていますので、争奪戦は覚悟しなくてはなりません。
それでも、仮にクーポンを年間で4回取得出来たら2万円の価値。年会費の大半を回収することができますので、かなり美味しい特典となります。

ラグジュアリーカードのホテル系優待

ラグジュアリーカードは年会費55,000円(税込)であっても、このクラスのプレミアムカードを大きく凌ぐ豊富なホテル優待を有しています。チタンカードに付帯するホテル優待を以下に列記します。

  • 1.東急ホテルズ コンフォートメンバーズ プラチナ
  • 2.プリファード ホテルズ&リゾーツ I Preferタイタニウム
  • 3.SLH Club Club2
  • 4.HoteLux Elite Plus
  • 5.グローバルホテル優待
  • 6.センタラ・ザ・ワン プラチナムエリート

これらの優待により、対象ホテルでは客室アップグレードや朝食2名分無料などの特典付きで泊まれます。(※特典内容は、宿泊施設によって異なります。)
ラグジュアリーカードは会員専用のオンライン宿泊予約サイトがあり、そこを経由して予約することでラグジュアリーホテルの料金はもちろん、特典内容が把握できます。また、ビジネスホテルを含む一般的なホテルの予約も可能となっていますが、当社が宿泊日や宿泊施設を任意にピックアップして調べたところ、多くのホテルにおいて宿泊料金がホテル公式サイトや一休.comと比べて安いことが判明。
ホテル優待に関しては、かなり充実したプレミアムカード。ホテル系優待を重視するなら、必ず候補に挙げるべき1枚です。

また、旅行系優待としてMSCクルーズステータスマッチも特典として存在。チタンカードだと「MSC Voyagers Club Classic」が与えられます。

マンダリンオリエンタルホテル

マンダリンオリエンタルホテル東京の客室

空港ラウンジ

まず、国内空港ラウンジですが、これはダイナースクラブカードに軍配が上がります。ダイナースクラブカード会員が利用できないのは中部国際空港の“第2プレミアムラウンジ セントレア”の1ヵ所のみ。しかし、中部国際空港では“プレミアムラウンジ セントレア”が隣接しており、こちらをりようできるので、不便は全く感じません。また、他社カードだとプライオリティ・パスの会員証提示が必要となる国内の空港ラウンジも、ダイナースクラブカードの提示で利用できますので、空港ラウンジの利便性は非常に高いです。
ラグジュアリーカードは、おもに地方空港に使えないラウンジが複数あります。改善傾向にあるので、いずれはダイナースと肩を並べる日が来るのかもしれませんが、現時点では、地方空港を利用の際には注意が必要です。


次に、プライオリティ・パスについて記述していきます。
それぞれで、特徴が異なるので表にまとめてみました。

ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードの券面画像
ラグジュアリーカード
アメックス・プラチナの券面画像
国内は空港ラウンジのみ利用可能
海外は、空港ラウンジのほか、飲食店やリフレッシュ施設等の利用も可能
また、海外については年間無料利用回数が10回までと制限されます。
家族カード会員は登録できません。
国内海外を問わず、空港ラウンジ、飲食店やリフレッシュ施設等、全ての対象施設を利用できます。
家族カード会員もプライオリティ・パスに登録できます。

なお、ラグジュアリーカードは、国内の飲食店やリフレッシュ施設等の利用も可能な、数少ないクレジットカードとなります。

グルメ優待

ダイナースクラブカードとラグジュアリーカード、それぞれの主なグルメ優待を表にまとめてみました。

ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードの券面画像
ラグジュアリーカード
アメックス・プラチナの券面画像
■エグゼクティブ ダイニング
■招待日和
■The Club Dining
■トランジットグループでの特別優待
■ラグジュアリーダイニング
■ラグジュアリーアップグレード
■ラウンジアワー
■カフェアワー

いずれも「2名以上の予約で1名分のコース料理が無料」になる優待が付帯し、ダイナースクラブカードでは「エグゼクティブダイニング」、ラグジュアリーカードでは「ラグジュアリーダイニング」というサービス名称がつけられています。
ダイナースクラブカードにはコンパニオンカードとして「TRUST CLUB プラチナマスターカード」が付帯しており、これにより“招待日和”も利用可能。エグゼクティブダイニングと招待日和は重複する店舗も多いのですが、その重複分を除外したとしてもトータルで350店舗以上の飲食店で優待を受けられます。この対象店舗数の多さは、他社カードのサービスを圧倒しており、この優待を重視するならダイナースは持つべきカードですし、この優待を年に複数回利用するだけで年会費以上の恩恵を受けられます。
また、「ラグジュアリーダイニング」は招待日和が基本ですが、ラグジュアリーカードでは独自に4名以上の利用で2名分、6名以上の利用で3名分のコース料理が無料になる店舗も開拓しており、徐々に増えつつあります。つまり、他社のMastercardのプレミアムカード会員が利用できる“招待日和”より対象店舗数が多いのが特徴でもあります。

ダイナースの「The Club Dining」は、対象のレストランで割引やワンドリンクサービス、お店からのお土産付きなどの特典を受けられるサービス。そのほか、トランジットグループの対象レストランでは、割引やボトルワイン半額などの優待を受けられます。
上表には書きませんでしたが、ダイナースクラブは毎年恒例のフランスレストランウィークや銀座レストランウィークなどのイベントでは、会員向けに優待を用意しており、グルメ系に強いカードです。
2025年には、期間限定で大阪梅田エクスペリエンスも開催され対象の飲食店でワンドリンクサービス等の特典を受けられます。(大阪梅田エクスペリエンスは2026年3月31日利用分まで)

ラグジュアリーカードの「ラグジュアリーアップグレード」は、対象飲食店で予約したコース料理がワンランク上のコース料理に変更してくれたり、ワンドリンクをサービスしてくれたり等の特典を受けられる優待サービス。ラウンジアワーは、全国の対象となるバーやラウンジにて、お得な料金でアルコール(ソフトドリンクも可能)とちょっとしたフードを楽しめる特典。出張先で一人で利用するも良し、友人や取引先のお相手を利用するも良し、夫婦やカップルで利用するも良し、と雰囲気の良いお店ばかりなので、様々なシーンで利用できる、僕としてはかなり気に入っている特典です。
カフェアワーは、対象のカフェでドリンクを1杯無料でいただけたり、お得な料金でちょっとした食事を楽しめる優待。

Slow Rush Coffee

Slow Rush Coffee

いずれのカードも様々な会員向けイベントが開催されておりますが、ラグジュアリーカードは予約困難なレストランでの特別ディナーをはじめ、特別なお酒のお取り寄せなど、かなり豊富なサービスを提供しています。

その他の主なサービス

ダイナースクラブカードは、期間限定ながら全国のリージャスのラウンジを無料で利用できます。ダイナースの一般カードは、1回4時間、年12回までの制限がありますが、出張先や旅先でテイクアウトした食事を取りながらPC作業をしたり、読書をしたりなど、色々なシーンで活用できる優待。
名古屋テレビ塔3階の有料ラウンジ「THE TOWER LOUNGE CASHIME」を都度料金で利用できたり、対象ゴルフスクールでプライベートレッスンを最大50%割引、対象のゴルフ練習場で割引等の優待などなど、たとえば2万円くらいの年会費のプラチナカードと比べても、そこには無いサービスを用意しています。


ラグジュアリーカードは、コンシェルジュサービスを利用することが可能です。「旅行系優待」で記載した会員専用のオンライン宿泊サイトもコンシェルジュの委託先が運営しており、日本上陸当初からコンシェルジュには力を入れていると言いますか、投資をしているクレジットカードです。
一般的に、コンシェルジュに電話をすると自動音声に従い、一定のプッシュ操作をしないと担当者に繋がりませんが、ラグジュアリーカードは自動音声なしに担当者に繋がってくれます。他社カードのコンシェルジュより数分早く担当者に繋がるので、利用者としてはストレスがありません。また、メールでのリクエストもできますので、電車での移動中などでもコンシェルジュに相談することが可能で、利便性も高いと言えます。(※ブラックカード以上だとLINEでのリクエストも可能)

ラグジュアリーカードは期間限定優待が非常の多く、年間100件を大きく超える期間限定優待が登場します。ショッピングやトラベル、グルメ、お取り寄せなど、カテゴリーも豊富。「高額なお酒を抽選や先着順で」とか「予約困難な高級レストランを抽選で」、「高級時計店や高級ブティックでの優待」といったものから、対象のお店でスイーツを無料でもらえるものまで、幅広い優待が登場するので、必ず自分自身のライフスタイルにマッチした優待があると思います。
TOHOシネマズやユナイテッドシネマなどの対象映画館(オンラインを含む)で1回1,200円以上の決済で、毎月1枚無料鑑賞券がもらえるとか、国立美術館の無料鑑賞、対象となる全国の会員制サウナでの優待などなど、他社のプレミアムカードに無い特典がずらりの並びます。

そして、他社にない、ラグジュアリーカードのオリジナル魅力の一つでもあるのが、会員同士の繋がりを重視した取り組み。
毎月開催されるラグジュアリーカード会員貸切イベント「ソーシャルネットワーク」は会員同士のコミュニケーションが図れる場として大好評で、毎月定員に達する人気イベント。さらに、会員専用のオンラインコミュニティーも存在し、優待を利用した感想や旅行先での観光スポットなどの投稿があるほか、定期的にクエストが出され得点上位者にはラグジュアリーカードオリジナルグッズがプレゼントされるなどの特典が用意されています。

ダイナースクラブカードとラグジュアリーカードそれぞれに一長一短あり

年会費が倍以上かけ離れている2枚のクレジットカードについて紹介してきましたが、ご覧の通り、それぞれに一長一短があります。
もちろん、総合的にはラグジュアリーカードがかなり充実した優待サービスを用意していますが、ダイナースクラブカードも24,200円(税込)という年会費にしては優待が充実し、かなりコスパの高いクレジットカード。

コンシェルジュを利用したいならラグジュアリーカード一択ですが、コンシェルジュが不要なら優待サービスを見比べて、自分に必要かどうか?を考えてみることをおすすめします。

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカード券面画像
年会費 本会員 24,200円(税込)
家族会員 5,500円(税込)
申込み対象 当社所定の基準を満たす方
カードブランド ダイナース

ラグジュアリーカード(チタン)

LCチタンの券面画像
年会費 本会員 55,000円(税込)
家族会員 16,500円(税込)
申込み対象 所定の審査があります
※20歳未満の方、および学生の方はお申込みいただけません
カードブランド MasterCard

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