プラチナカードの活用術|高額年会費の元を取る方法とは?

こんな人にメリットをもたらす

プラチナカードの贈り物 スマホ用プラチナカードの贈り物イメージ

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プラチナカードの年会費を回収した気分になるために必要なこと

高額な年会費となるプラチナカードは、ただの“決済手段”だけで利用していたのでは無駄にお金を費やすだけとなります。

セゾンプラチナ・ビジネスジャックスカードプラチナなどは、年間200万円も利用すれば年会費を大きく超えるメリットを受けられますが、こういったカードはほとんどありません。
ポイントに期待するのではなく、会員特典の活用で年会費以上のベネフィットをカバーすることが重要だと感じます。

自分自身、2022年現在、6枚のプラチナカードを所有していますが、
ここでは、主にどのように活用して年会費相応のメリットを感じているのかを紹介します。

こういった使い方ができる方なら年会費相応の恩恵を受けられるでしょうが、目線を変えれば、該当しない方は長くプラチナカード会員を続けることはできないでしょう。

ポイントに期待してはいけない

ゴールドカードもそうですが、基本的にステータス性の高いクレジットカードにポイントの期待をしてはいけません。
年会費143,000円を誇るアメックス・プラチナを発行するアメリカン・エキスプレスなんかは、ゴールドカードも含めてポイント還元率は最低ランク。
そもそも、他社では一般的となっている、会員専用のポイントがザクザク貯まる“ショッピングモール”はアメックスにはありません


三井住友カード プラチナだって、ショッピングで貯まるポイントとは別に半年ごとに利用総額に応じたギフトカードを送付していて、“ゴールド”に比べれば実質的なポイント還元率が大きくアップしていますが、多くの方はこれだけで年会費55,000円(税込)を回収できるわけがない。三井住友カード ゴールドが実質年会費4,400円に優遇できることを考えれば、“ゴールド”で十分です。


ダイナースクラブ プレミアムカードは“マイル還元率”でみれば確かに最強レベル。
100円=1.5ポイント=1.5マイル貯まるのは、ヘビーユーザーにとっては恩恵が大きいです。
※2019年9月16日より100円=1.5ptに改定(それ以前は100円=2pt)
年間300万円の利用で4.5万マイル相当、年間600万円なら9万マイル相当。

しかし、2018年12月よりANAマイレージクラブへの移行上限が年間4万マイルに改悪(それ以前は年間8万マイル上限)され、ポイントだけで年会費相当以上の回収をすることが難しくなりました。


結局のところ、年間200~300万円くらいの利用であれば、いくらマイル還元率の高いダイナースクラブ プレミアムカードと言えども年会費の一部を回収できるに過ぎないのです。

言い換えれば、各カード会社ともプラチナカード会員には、“提供するサービスの質”を第一に考えており、これをうまく活用しないと年会費の元は取れません。

夜に会食をする機会が多いなら恩恵を受けやすい

各カード会社が、プラチナカード会員向けに力を入れているサービスの一つが“グルメ”関連の優待特典。
最もメジャーなのが、2名以上で所定のコース料理を予約すると1名分が無料になるサービスで、和食やイタリアン、中華、フレンチなどカテゴリも多岐に渡ります。
有名イタリア料理店で、1人1万円のコース料理を夫婦や恋人と予約したら、1人5,000円で済みます。(※飲み物代は別途必要)

年に4回、1万円のコース料理を楽しめるお店を選択したとしたら、年間で4万円の得。1万5千円のコース料理を楽しめるお店を選択したら、年間で6万円の得となります。


年会費22,000円(税込)の三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードならこれだけで年会費の回収が完了。
年会費が16,500円と安いUCプラチナカードなら、コロナ禍でも十分元を取る可能性が高いです。
年会費55,000円(税込)のJCB THE CLASS三井住友カード プラチナでも、頑張れば年会費相当以上を回収できる可能性があります。

あと、高級料亭の予約を入れてもらえることもプラチナカードならでは。
大切なクライアント様と会食をする機会など、普段は敷居が高くて入ることのないお店も専用デスクを通じて予約できます。



ラグジュアリーカードなら、3,000円程度でアルコール2杯とおつまみが付いたラウンジアワーなんてのもあります。
対象となっているのがザ・ペニンシュラ東京の「Peter」とか、アンダーズ東京の「ザ タヴァン グリル&ラウンジ」、コンラッド大阪の「40スカイバー&ラウンジ」などなど、アルコール1杯で3,000円かかってもおかしくないようなところ。
一人で行くのもいいし、彼女との待ち合わせなんかでも利用できる、スゴイお得な優待。
そのほか、都内および関西圏の対象店で飲食した場合に、リムジン送迎してくれる優待もあり、年会費11万円全額回収とはいかないもののプレミアムカードらしいグルメ優待が多数用意されています。


ラウンジアワー by Peter

※ラウンジアワー(ザ・ペニンシュラ東京 Peter)


下戸の方には不要な優待特典かもしれませんが、夜の会食が多いビジネスマンはプラチナカードの恩恵を受けやすいといえます。

JCB THE CLASSの会員特典・優待サービスについて

JCB THE CLASS会員向けグルメベネフィットの画像

コンシェルジュ・サービスを活用する

コンシェルジュもプラチナカードならではのサービスですね。
「秘書」がいる経営者や役職の方なら不要でしょうが、僕はそうではありません。

海外旅行を検討しているときなどは、おすすめの観光スポットやイベント情報を教えてもらえますし、不慣れな土地である渡航先のレストランの案内や予約も可能。
国内でも出張した先の飲食店情報を教えてもらったりすることができますし、見知らぬ土地でのホテルの検索や予約手配もできます。地方に出張する際など、使わない手はありません。


プラチナカードだと全国の有名ホテルの優待特典も付帯していますが、正直、航空券付きなら大手旅行サイトで予約した方が割安な場合が多く、僕は活用機会が多くありません。
JALやANAのセールなら、皆がよく活用する旅行予約サイトよりもリーズナブルに航空券付き宿泊パックを購入できます。
便ごとの値段の差も大手旅行サイトは分かり易いですしね。

しかし、ホテル単体の予約なら優待特典を利用した方が安く済むこともあるので、ここはコンシェルジュに相談。
カードによっては、ホテルの公式サイトや宿泊予約サイトよりも、低料金で宿泊できることがあります。

ラグジュアリーカードやUCプラチナカード、三菱UFJカード プラチナ・アメックスなどには、ラグジュアリーホテルを優待料金かつ朝食無料や客室アップグレード、100米ドル相当のホテルクレジット付きで泊まれる特典が付帯しています。
ホテル公式サイトや一休.com何かで予約するよりもお得に泊まれるホテルが多数あるので、この優待を年に数回利用するなら数万円から10万円以上のベネフィットをもたらします。
また、JCBのプレミアムカードなら、全国のワシントンホテルチェーンをコーポレート契約での料金で宿泊することができ、かなりお得。
出張時の移動手段である航空運賃を、貯めた特典マイルの特典航空券でカバーするときは、重宝する優待特典です。

ザ・ペニンシュラ東京の客室の写真

ザ・ペニンシュラ東京の客室


また、良くお願いするのが“飲食店”の情報提供と予約手配。
正直、僕の地元のお店でも調べてもらっています。
個人的な「いきつけ」のお店は20代の頃からいろいろありますが、それでも活用。
そもそもコンシェルジュから教えていただくお店は“ハズレ”が無い。
(※指定した条件によっては、ごく稀にハズレがあります。)


いろいろ紹介したいエピソードがありますが、1例を挙げると、友人と急きょ飲みに行くことになり、夕方17時過ぎに「今から行ける居酒屋を赤坂に予約してください!金額はアルコール別で一人5,000円くらい。リストアップじゃなくお店が見つかったらすぐ予約してもらってOK!です。」とお願いしたことがあります。
10分ほど待ちましたが、コンシェルジュから予約完了の連絡があり、すぐタクシーを拾ってお店に向かいました。

これ以外にも極端な依頼例はいくつかありますが、僕の場合普通の飲み会でもよくお店を紹介してもらいます。
コンシェルジュは飲食店を調べるプロですし、接待や記念日などの利用シーンや金額、ジャンル、エリアを指定すれば、要望に沿ったお店をリストアップしてくれます。

近年は、愛煙家に厳しい世の中になっているので、「喫煙可能な居酒屋」なんて依頼も個人的にかなり増えています。

そのほかにも、ご当地のお土産の相談をしたり、シーンや間柄を伝えてプレゼントの相談をしたりなど、コンシェルジュを上手に活用することで、自分自身の自由な時間を多く確保することができます。

プラチナカードを持っているのに、コンシェルジュを使わない手はありません。


自分で調べるのもいいですが、例えば月給100万円の方の場合、1日8時間、週休二日制で月22日出勤だと仮定すると、時給換算では約5,600円。
月給150万円では、時給換算で約8,500円です。

調べ物に時間を費やすなら仕事に集中した方がいいと思いませんか?休暇のときだって趣味等に時間を費やした方がいい。
時間を買っていると考えることができるなら、コンシェルジュ・サービスは大きなメリット。

ただし、年会費にもよりますが、アメックス・プラチナやダイナースクラブ プレミアムカードの場合は、最低でも月に一度は利用したいですね。
じゃないと、年会費相応の価値を見出せませんから。

アメックス・ビジネス・プラチナのセクレタリー・サービスの画像

ホテルグループの上級メンバーシップ

僕自身にとっては、会食とコンシェルジュがプラチナカードで恩恵を受けている大きな2本柱ですが、これ以外ではホテルのメンバーシップ優待なんてのもあります。
これ、金額では表しづらいですが、個人的にはかなり気に入っています。
宿泊で貯めた、ホテルのメンバーシップポイントを使った“無料宿泊”も高いハードルではありません。

アメックス・プラチナだと、
・ヒルトン 【ヒルトン・オナーズ ゴールド会員】
・Marriott Bonvoy 【ゴールドエリート会員】
・Radisson Hotel Group 【Radisson Rewards Gold エリートステータス】
・プリンスステータス 【プラチナメンバー】


東京マリオットホテルの朝食

※東京マリオットホテルの朝食


ダイナースクラブ プレミアムカードだと、
・プリファード ホテルズ & リゾーツ(I Preferエリート(ELITE)ステータス)
が該当しています。

ラグジュアリーカードのブラックカードおよびゴールドカード会員も2021年からI Preferのエリートステータスを取得できるようになりました。
(※チタンカード会員はエクスプローラー。)

※ダイナースクラブ プレミアムカードに関しては、マリオットやハイアットといったホテルグループでも上級会員同様の待遇を受けられますが、優待期間が限定されています。


僕なんか、ヒルトン東京のベーシックな部屋から最上階のエグゼクティブルームにアップグレードしてもらった経験もあり、上級メンバーシップであるかどうかで、旅行や出張がワクワクするものへと変わります。


優待内容は各ホテルグループで異なりますが、主に部屋のアップグレードや朝食サービス、アーリーチェックイン/レイトチェックアウトなど。
宿泊費の優待割引もあり、利用機会が多い方なら、年会費の回収に役立つと思います。
僕自身も出張や家族旅行の際に利用しますが、家族がホント喜びます。
早い時間からホテルの部屋でちょっとくつろいだり、ジュースを無料で飲めたり。レイトチェックアウトが可能だと荷物を部屋に置いたまま旅行の最終日も遊んだりできます。
アメックスプラチナの場合、ホテル宿泊料金をキャッシュバックするキャンペーンも不定期で開催していて、これを絡めると結構大きな恩恵を受けます。

さらに、ヒルトングループの宿泊料金や食事代が割引になる会員制サービス「HPCJ(ヒルトン・プレミアム・クラブ・ジャパン)」に実質無料で登録できるキャンペーンをダイナースやアメックス、クレディセゾンではプラチナカード会員向けに実施することが多く、これも年会費の元を取ることに貢献します。

アメックス・プラチナについて

ダイナースクラブ プレミアムカードについて

ダイナースクラブ プレミアムカードの優待特典(宿泊編)画像

ゴルフ好きならダイナースプレミアム

国内のゴルフ場予約などは、ゴールドカードでも可能ですが、ゴルフ好きにもってこいのカードがあります。
それは、ダイナースクラブ プレミアムカード。
月に一度だけですが、国内の名門ゴルフ場でプレー代の半額をダイナースクラブが提供する優待特典。北海道から沖縄まで、全国100コース以上が対象となっています。
ゴルフに関して半額になる優待特典を用意しているのは、数あるステータスカードの中でもダイナースのプレミアムカード会員だけです。

これ、該当する方がいたら、143,000円の年会費なんて安いとしか感じないと思います。

これらの組合せで年会費相応のメリットを!

プラチナカードには上記以外にも多数の会員特典が用意されています。

しかしながら、高い年会費をカバーしやすいのは、上記特典の積極的な活用ではないかと思っています。
これらで、だいたいどのくらいのベネフィットがあるのか?を考えるのが重要。
メリットを感じられないなら長く会員を継続することはできません。
自分自身のライフスタイルを思い浮かべてちょっと考えてみましょう。



一般の方には「必要性を感じないクレジットカード」でしょうが、プラチナカードって使い方次第で、年会費以上のメリットを感じている会員はいます。
ぜひ、これから入会される方は徹底的に使い倒すことをおすすめします。


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クレジットカード利用歴約30年。プラチナカードはポイントで年会費相当のメリットを受けるのではなく、優待特典・サービスを活用して得られる「エクスペリエンス」が最も重要。
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執筆 長谷川 亮

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